【VIVANT (ヴィヴァン)続編はいつ?】「神話の国」アゼルバイジャンで解かれる3つの謎を大胆予想

VIVANT 2026年 26名の豪華キャスト発表
日曜劇場『VIVANT』|TBSテレビ 映画ナタリー
出典:日曜劇場『VIVANT』|TBSテレビ 映画ナタリー

伝説の日曜劇場、2026年へのカウントダウンが始まった!

出典:日曜劇場『VIVANT』|TBSテレビ 

2023年に社会現象を巻き起こした日曜劇場『VIVANT』。その続編が、いよいよ2026年7月クールに続編ドラマが放送され、その後12月には映画が公開される予定という情報(噂)が飛び交っています。

前作で、主人公・乃木憂助(堺雅人)は別班としてテロ組織「テント」を壊滅させ、父・ベキ(役所広司)との壮絶な宿命に終止符を打ちました。しかし、あの最終回をもって全てが解決したと言えるでしょうか? 否。乃木の別人格Fの存在、野崎(阿部寛)の微笑み、そしてバルカに残されたノコル(二宮和也)など、未回収の「種」は数多く残されています。

この記事では、現在囁かれている続編の舞台制作側のヒント、そして前作で残された最大の伏線を徹底的に考察し、乃木憂助が次に挑むべきミッションと、続編のテーマを大胆に予想します。


1.続編の舞台は「神話の国」アゼルバイジャン?制作陣が残したヒント

2023年広大なモンゴルの大地  出典:映画ナタリー

前作は広大なモンゴルの大地「バルカ共和国」が舞台でした。続編では、さらにスケールアップした海外ロケが噂されていますが、制作側からのヒントには、ただのロケ地ではない「物語の核心」が隠されているようです。

〇 謎のヒント:「日本人はよく知らない、面白い神話のある国」

福澤克雄監督は、続編のロケ地について「日本人はよく知らない、面白い神話のある国に行きます」と語っています。現在、有力なロケ地として名前が挙がっているのが、コーカサス地方に位置するアゼルバイジャン共和国です。出典:映画ナタリー

アゼルバイジャンは、火を神聖視するゾロアスター教の遺跡が残るなど、古代から多種多様な文化や神話が交錯する国です。前作で乃木のルーツとして「島根の神話」が暗示されたように、続編ではアゼルバイジャンの神話や伝承が、乃木の新たな使命や別班の歴史と深くリンクしてくる可能性があります。

【考察ポイント】

  • 「火の国」の神話: 乃木が「テント」のテロリストとして自らを焼いた過去や、別班の過酷な運命と、アゼルバジャンの火の信仰がどう結びつくのか。
  • バクー旧市街: 石畳の迷路のような世界遺産の街は、乃木と野崎、あるいは新たな敵との緊迫した逃走劇の舞台となるでしょう。

〇 乃木役・堺雅人のコメントに隠されたテーマ

堺雅人さんは台本を読んだ際の感想として、「神話の登場人物を生きている感じ」と語っています。これは、乃木が単なる一人の工作員ではなく、何か大きな運命、あるいは古来からの組織の系譜を背負っていることを示唆しています。

続編は、国家間の諜報戦を超え、人類の歴史や神話に根差した「大きな力」との戦いになるのかもしれません。


2.前作『VIVANT』のおさらい:物語の要点と主要人物整理

『VIVANT』続編のキャスト総勢26人を2025年10月21日に、発表した。
出典:出典:日曜劇場『VIVANT』|TBSテレビ

『VIVANT』続編のキャスト総勢26人を、2025年10月21日に発表されました。

続編の考察に入る前に、前作の物語の核心と、その後のキーパーソンとなる登場人物を整理しておきましょう。

〇 物語の要点:誤送金から始まった「宿命」の旅

商社マンの乃木憂助が、誤送金の濡れ衣を晴らすためバルカ共和国へ渡ったことから物語は始まります。そこで彼は、自身が精鋭部隊「別班(ベッパン)」のメンバーであり、さらにテロ組織「テント」のリーダー、ノゴーン・ベキ(役所広司)が生き別れた実の父であるという、驚愕の事実を知ることになります。

乃木は別班の任務と父への想いの間で葛藤しながら、二重人格(別人格F)を駆使してテントに潜入。最終的に、テントの悪行(テロ活動)を断ち切るため、父ベキに引導を渡し、別班の使命を果たしました。

〇 続編の鍵を握る主要人物たち

登場人物演者前作での最終的な立ち位置続編への影響(考察)
乃木 憂助堺 雅人別班の任務を遂行。父ベキに引導を渡す。自身のルーツや別班の闇に深く関わる任務へ。別人格Fの謎も残る。
野崎 守阿部 寛乃木を追っていた警視庁公安部の切れ者。乃木の正体を知った上で、公安として今後どう動くか。協力か監視か。
ノコル二宮 和也ベキの養子。テントの資源管理部門の社長としてバルカに残る。続投が決定。テントの「救済」理念を継ぎ、乃木と協力関係になる可能性。
柚木 薫二階堂 ふみ乃木に想いを寄せ、共に日本へ帰国。乃木の人間的な部分を支える存在。彼女の存在が乃木の選択を左右する。
ドラム富栄ドラム野崎の協力者。有能な情報収集係。続編でも野崎、ひいては乃木をサポートする「情報戦」の鍵。
ノゴーン・ベキ役所 広司乃木によって殺害される(任務遂行)。直接登場はなくても、彼の過去や残した理念が物語の根底を支える。

3.前作の「未回収の伏線」徹底考察:乃木とノコルの関係は?

『VIVANT』相関図
出典:FILMMAGA

この膨大な物語の裏で、解決されていない「種」が多数残されています。続編の鍵を握るのは、乃木の「別人格F」と、ノコル(二宮和也)のその後の動向です。

謎1:乃木の別人格「F」の本当の正体と役割

乃木の危機を何度も救ってきた別人格F。前作ではFの存在が別班である乃木の「優秀さ」を支えているように見えましたが、Fは単なる別人格なのでしょうか?

続編では、Fが乃木自身の精神的な防衛システムというだけでなく、別班が代々受け継いできた「何か」、あるいは乃木家が持つ特別な能力の発露である可能性も考えられます。Fの暴走、またはFの意思を持った新たな任務が、乃木を次なる危機へと導くかもしれません。Fの真の起源を巡る戦いが始まるかもしれません。

謎2:ノコルは「テント」の理念を継承するのか?

父・ベキを失ったノコルは、前作のラストでフローライト(資源)を管理する社長として残りました。

  • ノコル続投の意義: ノコル役の二宮和也さんの続投が正式に発表されたことは、彼が単なる敵役ではなく、続編の物語において重要なキーパーソンであることを示しています。
  • テントの真の目的: テントはテロ組織でありながら、孤児を救済するという理念を持っていました。ノコルがベキの「テロ」の部分ではなく、「救済」の理念を継承し、資源を利用して合法的に孤児を救う組織を再建しようとするなら、乃木との関係は「敵対」から**「協力」**へと変化する可能性があります。

乃木が新たな脅威と対峙するとき、ノコル率いる組織が、別班とは別の形で乃木を助ける…そんな展開も期待できます。ノコルがバルカという地に残ることで、国際的な陰謀の「防波堤」となる可能性も秘めています。

謎3:野崎(公安)の動きと別班の「監視者」

前作で、野崎(阿部寛)は終始乃木の近くにいましたが、彼の真の目的は乃木を助けることだけでなく、「別班の動向」を監視することにもあったはずです。

最終回で、乃木がベキを撃った後、野崎が意味深な微笑みを浮かべたのはなぜでしょうか?

  • 公安の狙い: 別班という組織を危険視している公安は、乃木がテントを壊滅させることで**「別班の力が大きくなりすぎる」**ことを警戒していた可能性があります。
  • 続編の裏切り: 続編の脅威は、外部のテロ組織だけでなく、別班内部の裏切りや、公安との主導権争いになる可能性が高いです。乃木が「交通整理役」として、別班と公安、そして新たな組織の間でどう立ち振る舞うのかが、物語の焦点になるでしょう。野崎が「味方」か「敵」か、その境界線はさらに曖昧になるはずです。

4.VIVANT続編を最高に楽しむための3つの予想テーマ

出典:FILMMAGA

これらの伏線と噂される舞台から、続編が描くテーマを3つに絞って予想します。

予想テーマ1:『神話』と『資源』を巡る、国家を超えた争い

アゼルバイジャンの「神話」と、前作でテントが求めていた「フローライト」に代表される「資源」を巡る争いがメインテーマになるでしょう。乃木は、資源の利権を狙う国際的な影の組織、あるいは資源を持つ国同士の諜報戦に巻き込まれ、別班の任務としてその陰謀を阻止することになります。乃木家のルーツと神話が、この争いの鍵を握るかもしれません。

予想テーマ2:「F」の暴走と乃木の「人間性」の葛藤

別人格Fは、乃木を救う反面、冷徹で非情な面を持っています。続編で、Fの存在が別班の任務遂行において不可欠なものとなる一方で、Fが暴走し、乃木の「人間性」を脅かす展開も考えられます。乃木が最終的に、Fと共存するのか、それともFを克服するのか。これが物語の精神的な核心となるでしょう。

予想テーマ3:ノコル・薫・野崎との「新たな協力体制」

乃木は一人ではありません。

  • ノコル: ベキの理念を継ぎ、乃木とは別の視点から世界を救おうとする協力者。
  • 薫(二階堂ふみ): 乃木を心から信じ、その人間性を取り戻させる役割を担う存在。
  • 野崎: 公安の立場でありながら、乃木の能力を認め、水面下で協力するバディ。

続編では、この三者との間に「揺れる信頼関係」「心理戦」が描かれ、乃木が真に信じるべきものが何なのかが試されます。


結論:続編は「愛」と「使命」の究極の選択を描く

出典:映画ナタリー

2025年6月11日に朝の情報番組「THE TIME,」内で発表されたのち、TBS局内で取材会が行われ、続投する堺と監督の福澤克雄が出席した。

「1日でも早く」続編の実現に歓喜
堺は「前回が終わったときから次があると思っていたので。1日でも、1年でも早くやりたかった」と続編の実現を喜び、「無事に走り抜けることだけを考えています。ゲーム開始のホイッスルが待ち遠しいです」と撮影への意気込みを口にする。また自身にとっての「VIVANT」の位置付けについて「すべてを懸ける価値のある濃密な作品」と表現。脚本の一語一句から福澤の情熱が伝わってくるとし、「とにかく今できるすべてをぶつけたい」と力強く語った。

堺雅人×福澤克雄の信頼関係
「半沢直樹」シリーズで組み、「VIVANT」も成功させた堺と福澤。堺は「ごまかしがきかないところが福澤作品の魅力。ものすごく緻密だけど、言葉になっていない部分まで熱量もすごい。神話レベルです」と熱弁を振るう。そんな堺は、前作で表の顔は冴えないサラリーマンでありながら、裏の顔は自衛隊の非公認部隊・別班(べっぱん)の諜報員である主人公・乃木憂助を熱演。さらに乃木の別人格“F”も演じた。

福澤は「堺さんじゃなかったら“F”なんてキャラは作れない。本当に大変ですよ。今回はもう少し“F”を増やそうかな」と笑い、「『半沢直樹』のときも、30ページにわたるセリフを一度も失敗せず10テイクやる人なんです。役者になるために生まれてきたんでしょうね。だから(『VIVANT』では)そのレベルに合った役を作ったんです」と実力をたたえた。

引用:映画ナタリー

『VIVANT』のテーマは常に「家族愛」と「祖国愛」でした。続編では、乃木が「ベキの血が残した使命」と、「薫や仲間との人間的な愛」の間で、究極の選択を迫られることになるでしょう。

2026年の放送まで、この壮大な物語の続編を想像しながら、私たちもまた、伏線の考察を楽しんでいきましょう。 VIVANTの「V」が示す「ヴィヴァン(命・生活)」とは、果たして誰の、どんな「命」なのか。その答えが続編で明らかになることを期待します。